もっと もっと モルモット オルガ

パディントンでおなじみのマイケル・ボンドさん。ボンドさんは、オルガ・ダ・ポルガという名のモルモットの物語もかきました。訳者がオルガについて少しずつ書いていこうと思っています。

クリスマス

もうすぐクリスマス。あちこちがライトアップされて心がはずみます。


オルガの物語にもクリスマスシーズンがでてきます。あるときから、みょうなことがつづけざまにおこります。どの家でもリビングに木をはやしはじめたり、子どもたちがへんな歌をうたってまわったり。オルガとなかまたちは、頭をひねりながらも「何か、すごいことがはじまっている!」とわくわくするのです。そして、クリスマスがくると……。


クリスマスキャロルをうたって缶にお金をいれてもらう習慣は、いまのロンドンの町なかでもみることができます。もっともいまでは、おとなのする募金活動になっているようですが。


写真は、去年の12月はじめのロンドンのようすです。
左:ピカデリー広場近くのとおり 中:住宅地の落ち着いた飾りつけ 下:テートブリテンに飾られたさかさまツリー

   

モルモットのたべもの

オルガはとても食いしんぼうです。
タンポポがすきだし、金網囲いのなかでシロツメクサやノボロギク、そのほかの草をもりもりたべます。これはみんな、日本でもよくみかける植物。散歩していてみかけると、オルガがよろこびそうと、ついかんがえてしまいます(いまは、冬なのでありませんが)。


小屋で食べているカラスムギは、ペットショップでオガクズさんが買ってくるのでしょう。オルガの物語はいまから50年近くまえにかかれたものです。いまでは、小さな動物にはペレットやほしくさをあげることが多いようです。

モルモットのあかちゃん

ただでさえかわいいモルモット。そのあかちゃんといったら、どんなにかわいいことか!


か弱いモルモットは、自然のなかでは天敵のえじきになりやすい動物です(もっとも、オルガにかぎっていえば、鼻っ柱は強いのですがね)。


そのため、うまれたとたんに自分でにげられるように、じゅうぶん育ってでてくるそうです。ママのおなかにいるのはだいたい70日くらい。ウサギとちがって、毛でおおわれてでてきます。


参考文献 "I love guinea pigs" by Dick King-Smith ←あのディック・キング=スミスさんも大のモルモットずき