もっと もっと モルモット オルガ

パディントンでおなじみのマイケル・ボンドさん。ボンドさんは、オルガ・ダ・ポルガという名のモルモットの物語もかきました。訳者がオルガについて少しずつ書いていこうと思っています。

郵便受けのかご

ネコ用ドアのほかに、もうひとつ玄関についているもの。それは郵便受けです。日本でもよくある、アパートなどのドアについた細いスリット。日本だと新聞受けといわれることが多いのですが、イギリスでは "mail slot" つまり「郵便受け」となります。もちろん、じっさいに郵便物がここにとどけられます。


日本やアメリカでよく見る箱型のものはイギリスでは少ない気がします。ためしに手元にある、レイモンド・ブリッグズやアラン・アルバーグなどイギリスの典型をえがいていそうな作家の絵本を見てみましたが、箱型はでてきません。


さて、この玄関ドアについた郵便受けで手紙を受けとると、床に手紙がちらばってしまいます。それがいやな家庭では、ドアの内側に「かご」をとりつけるのです。もっとも、床にちらばっても気にしない人も多いようですが。


オルガは、コンテストに出場しました。そのときにつかったお出かけ用ケージは、古い郵便かごを利用してオガクズさんが作ってくれたものです。そしてなんとオルガは入賞して、ケージにリボンでできた青いバラをつけてもらったのです。なんの賞かって? それはちょっと、きかないであげてくださいね。


クリスマスリースの下に郵便受けがみえます
イギリスの某所にて